かもしまんが

石川雅之もやしもん①」(漫)
がずば―――――――――抜けておもしろい。
既に各所で話題沸騰、朝日新聞にも紹介されて、そろそろブレイク間近でしょうか。主人公はあらゆる菌が「肉眼で」見える能力をもち……と設定を述べても魅力伝わらず。まずは読んで下さいと願うしか。この圧倒的な「臭さ」の描写だけでも533円の価値あり(脳天にキます)。菌がかわいい。ああ魅力が伝わらない。
もやしもん(1) (イブニングKC)

女王蜂

横溝正史「女王蜂」(探偵小説・長編・角川)
あらすじ:島の美女をめぐって男たちが殺しあった。
謎解きの密度はかのカルト傑作「夜歩く」に迫るかと(←カーの同名デビュー作の三倍おもしろい)。
ただ舞台が都会なのがよろしくない。正史というとおどろおどろしいイメージがあるが、文章自体はものすごく淡白なため、土俗な舞台じゃないと途端に雰囲気がスカスカしてしまうのである。この作がいまいちメジャーじゃないのはその辺が理由でしょう。
女王蜂 (角川文庫)

回れ回れ回れ

音楽バトンを渡されちゃったなあ。(id:dorobow7
ベスト選びの類はきらいじゃない、むしろ好きだけど問題は回す相手、これいない。五人も知り合いで回せる人いない。知らない人、回せない。
これは回さないと不幸になるとかそういうルールが付いてんですか。


つってたら催促がきた。
1.Total volume of music files on my computer
110MB

2.Song playing right now

「心臓の目覚める時」(『I am the space,you are the sun』)シアターブルック

3.The last CD I bought

サンボマスターは君に語りかける』サンボマスター

4.Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me
アルバムじゃないわけね。
「チャイナ・カフェ」高橋徹也
「さすらい」奥田民生
「君を待つ間」GRAPEVINE
「ヴァーチャル・インサニティ」ジャミロクワイ
「ばらの花」くるり
んー、ミッシェルとピロウズのどれかの方が多いかしら。
5.Five people to whom I'm passing the baton
不在。

読書はミステリー

篠田秀幸幻影城の殺人」ハルキノベルス
角川春樹とか森村誠一とかそのまんま出てきて賞賛されるミステリー(要音引き)。講談社の関係者が出てきては殺害されます。作中では帝都社ってことになってますが講談社です。
謎解きはわりに考えているが、長い。探偵コンビがダメすぎるのが(作者の計算半分、自力半分)キュートです。幻影城の殺人 (ハルキ・ノベルス)