2005-03-01から1ヶ月間の記事一覧

君ヲ想フ

歌野晶午『葉桜の季節に君を想うということ』 今の今になって読むまで、ラブストーリーと見せかけ「君」というのは実は天皇だったー というオチではなかろうかとマジで案じていた。だって桜だし。杞憂に済んでよかった。

洋菓子屋の店員は僕に語りかける

現場の意向をうけ、ホワイトデーの品物を買いに行かされる。 手近の洋菓子屋に入ったら、僕らこういうとこ慣れてません的なお父ちゃんたちが一杯いた。「ホワイトデーのシールお付けしますか?」と聞かれて「あっうっうっうっうっ」と口ごもっている。東海林…

ごたぐだ

怒られ、飲んで、迷惑をかける。若竹七海『死んでも治らない』 連作短編集。お約束どおり各短編がひとつにつながります。 J・D・カーが得意とした「ギャグの伏線化」を高いレベルでこなした一冊かと。ベタなギャグの応酬に「ありえねえよ」と笑っていると…