ごたぐだ

怒られ、飲んで、迷惑をかける。

若竹七海『死んでも治らない』
連作短編集。お約束どおり各短編がひとつにつながります。
J・D・カーが得意とした「ギャグの伏線化」を高いレベルでこなした一冊かと。ベタなギャグの応酬に「ありえねえよ」と笑っていると解決編で「そう。そんな事あるはずないじゃん」と作者に梯子を外されてしまう。かなり性悪で、何か釈然としないが面白い。昔見て感動した古畑任三郎「vsクイズ王」の”毎朝新聞”のエピソードを思い出したりした。
文章がごたごたぐだぐだしてるけど書き直すの面倒。明日、来年の明日。といいつつ直したとかいいつつ文章減らしただけ。文章力ないからニュアンスが伝わらず、何とももどかしい。こんなの書かなきゃよかった。
死んでも治らない (光文社文庫)