赤川次郎「三毛猫ホームズの恐怖館」
館ものではありませんでした。”怪奇クラブ”なる部活を舞台に人が死ぬ話。
「怪談」よりストーリーの整理は悪いかも。ちょっとした逆説をはじめ、小技の切れ味がいい。キャラは半端に古い感じで少しつらいか。結構なバッドエンドが中々渋い――等の細かい感想は巻末の美内すずえの漫画によってすべて無効化される。目次に”巻末特別漫画 美内すずえ” とか書いといてくれれば心の準備もできたのに。サプライズエンディング。
渋いと言えば今日すれ違ったホスト風のにいちゃんの顔がありえないくらい渋井丸拓男だった。サプライズ。
