2005-01-01から1年間の記事一覧
>JもしくはA様 忘れないうちに。 先日お貸しいただいた一万円は立派な五百円玉に育ちました。もう風が吹いても飛びません。
エビスビールのエビスっていうのは、缶を見るとYEBISU と綴るわけですが、 はしっこのYとUっていらなくないですか。 あと同じ理屈で羽海野チカの羽もいらない。 羽もいらないってかっこいい言い回しですね。連休初日。
週の初めから疲労困憊。 私は頭を下げるマシーンです。クレームにも何もかもExactlyでございます(その通りでございます)。 悪いのはこちらです。悪いのは私です。そうやって己を啓発するんでございます。 海まで走りたい。奇行に走りたい。
4ケタの数字を四則演算して10にする遊び。 あれを切符じゃなくて前を行く自動車のナンバープレートでやる。 結構できるかと思いますがお勧めはしません。
デスニート。 その履歴書に顔写真と名前を書くと失職します。善良な失業者だけの世界をめざす、キラことライトと世界最高のリクルーターLとの行き詰る頭脳戦を描く問題作。「本名を知られたら負けかなと思っている」。 と使い道のない設定を考えていたら現…
歌野晶午『葉桜の季節に君を想うということ』 今の今になって読むまで、ラブストーリーと見せかけ「君」というのは実は天皇だったー というオチではなかろうかとマジで案じていた。だって桜だし。杞憂に済んでよかった。
現場の意向をうけ、ホワイトデーの品物を買いに行かされる。 手近の洋菓子屋に入ったら、僕らこういうとこ慣れてません的なお父ちゃんたちが一杯いた。「ホワイトデーのシールお付けしますか?」と聞かれて「あっうっうっうっうっ」と口ごもっている。東海林…
怒られ、飲んで、迷惑をかける。若竹七海『死んでも治らない』 連作短編集。お約束どおり各短編がひとつにつながります。 J・D・カーが得意とした「ギャグの伏線化」を高いレベルでこなした一冊かと。ベタなギャグの応酬に「ありえねえよ」と笑っていると…
このところずっと印象論について考えているが、思いつきは断片のまま散らばるばかりでいっかな像を結ばない。本気の出し方が足りないゆえと思われる。 あいかわらず眼鏡が乱反射する飲みの席にいた。カラスよけにはぴったりなはずだ。 S君週末の池袋で暗が…
ステップを目撃される。 違うんです。あれはただの屈伸運動です。 佐々木俊介『模像殺人事件』 いわゆる「帰ってきた当主物」。地方旧家に音信不通だった跡継ぎが帰ってきて、にわかに後継問題がもち上がるタイプの話である。『犬神家の一族』とか『曲った蝶…
世間というか、知人間で霞流一『羊の秘』が評判に。そこで読み残してた『ウサギの乱』に手をのばした。 作者の近年の傾向として「バカひかえめ」があるが、本作もそう。ちからわざ系のトリックこそ健在だが、駄洒落、サブカルチャーへの偏執的な言及、酔狂な…
酒とくすりの併用のせいか、なんか不自然に眠い。 野郎二人と夜を明かした。水野泰治とか浅川純とか、本当久しぶりに思い出したことである。ちっと読み返してみたくなった。後半40ページくらいで図版が入って、ロープで人を振り回すトリックが解説してあるよ…
朝の寝返りとともに、首元からブチッと雑草を引っこぬくような音がした瞬間、これで連休は消えたという予感はあった。 あった。
休日を待ちかねて休日のたびに鬱を発症しているのはどういうわけか。 これから12時間後にクライマックスがくるのを知ってる。もういやだ。 木々高太郎『網膜脈視症』 とりあえず一括変換してみたら「網膜脈師匠」となった。惜しい。探偵作家としては戦前に健…
↓ほとんど私信。 俺は大変品のよい人間ですよね。ここの寡少な閲覧者の大半を占める、オフ知人の方々には肯いていただけると思います。そんな自分だから、後輩に勧められたからといって未知の奇体な鍋に手を出すわけにはいかなかった。ね、blackrain様。それ…
ここ数年、E・C・ベントリー『トレント最後の事件』について喋る機会があって、そのたびにどうも話が合わねえなと思っていたが、先日書棚の奥から引っぱりだして理由がわかった。読んでなかった。 予備知識は沢山あった。恋愛と推理の有機的結合だとか、ミス…
たとえば、オールドパーを頼むとする。 すると隣の男は「パーだけにパーだな、どう?」会心の表情でギャグの具合を尋ねてくる俺は笑わなければならない。だから、頼むときはいつも慎重だ。 I.W.ハーパーも危険球、ジャックダニエルだって試したことはない…
新聞の勧誘にうっかりドアを開いてしまう。あああ馬鹿、馬鹿、俺の馬鹿! このての連中は、断わったときの言い草がタチ悪い系の不動産屋と一緒だな。「いいって言ったじゃないすか!」言ってねえよ。A・クリスティー『謎のクイン氏』で心を慰める。こういう…
ほしおさなえ『ヘビイチゴ・サナトリウム』 女子高生が校舎からポコポコ飛び降りる話。作者、本業?は詩人というだけあって、ことばの選び方なんか神経使ってます。女子高生の口調も、割にそれっぽく書けてるんじゃなかろうかと。直前に大島永遠『女子高生』…
ウィリアム・ヒョーツバーグ『堕ちる天使』 珍しい、ハードボイルドとオカルトホラーのジャンルミックス。本格では良くあるけれど……。面白い。S・キング御大は「チャンドラーが超常現象(オカルト)を書いたようなもの」と評したそうだが、むしろロスマクに…
まあさすがにこの歳で玉落としはもらいません。大晦日から年始にかけて、米澤穂信『春期限定いちごタルト事件』を読んでいた。 本当に、名探偵というのも引き合わないというか、人気のない職種になったと思う。先生か政治家か名探偵か。とりあえずいちゃもん…
ジョーガンネ 玉落とし わずかなり 学刈 ターと 老婆を ぬく